連続講座タイトル 「相模原事件から一年 現代日本の優生思想と全体主義について考えるー西洋哲学の視点から」

 札幌自由学校「遊」から以下の案内が届きましたので、ご紹介いたします。 http://www.sapporoyu.org/modules/sy_course/index.php?id_course=582

 

「相模原事件から一年 現代日本の優生思想と全体主義について考えるー西洋哲学の視点から」

 障害を持つ入所者がそこで働いていた元職員から殺害されるという「相模原事件」が起きてから、一年以上たちました。衝撃的なこの事件も、多くのニュースに埋もれ、徐々に忘れられようとしているようにみえます。でもこの事件では、「政府の意向を汲んで」実行したとする加害者の手紙、そして、日本社会の一部で賛同する人が少なからずいたことなど、今なお見過ごすごとができない要素が多くあるのではないでしょうか。この講座では、研究者のお二人が、この事件を読み解くための材料を提供します。明治維新以降、西洋近代の思想と制度を模倣してきた日本社会は、私たちの暮らしにどのような歪みをもたらしているのか。哲学の視点で、みなさんと共に考えます。

 

10/5、第1回 「フーコーと相模原事件」 講師:宮野 晃一郎さん
「狂気の歴史」等多くの著作をなし、“権力”について考察し続けたフランスの哲学者ミシェル・フーコーなら、この事件をどう読み解くでしょう。フーコーの主張を手掛かりに、相模原事件について考えます。

11/2第2回 
「全体主義批判はどのように成立しうるかー思想史的省察」 講師:秋元由裕さん
植松容疑者の思想は単なる妄想ではありません。この回ではドイツ批判理論の視点から、全体主義を、私たちが生きる市民社会と地続きのものとして捉え直し、全体主義批判の可能性を探ります。...

12/7 第3回 「対談:日常に潜む優生思想と全体主義を乗り越えるために」
第1回、第2回と講師をしてくださったお二人に対談していただき、これまでの議論をベースに、さらに日本社会の深層にせまります。

宮野 晃一郎(みやの こういちろう)
札幌市出身。千葉市育ち。千葉市立千葉高等学校卒業。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、札幌学院大学ほか非常勤講師。専門は、哲学・倫理学、ミシェル・フーコー研究。主な論文に「フーコーと障害の社会モデル―身体と権力の関係をめぐって―」(『倫理学年報』日本倫理学会、第62集、2013年)など。

秋元由裕(あきもと・ゆうすけ)北海道大学専門研究員。1984年札幌生まれ、北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は、社会批判の哲学史。主要論文:「物象化としての合理化と解放としての美的経験」(『社会思想史研究』第38号、2014年)、「初期マルクスの本質概念」(『哲学』第69号、近刊)。

●10月5日(木)開講 全3回 月1回木曜18:45 ~ 20:45
●会 場 さっぽろ自由学校「遊」(愛生舘ビル5F 501)
●受講料 一般3,000 円 会員2,400 円 ユース1,200 円
     (単発 一般1,500円 会員1,000円 ユース500円)