「札幌市内小学生の差別発言解消をめざして」とする意見書を発表いたしました。

 

 札幌市子どもの権利条例市民会議では、昨年秋に、「札幌市内小学生の差別発言解消をめざして」とする意見書を発表、小学校への要望を行いました。このたび、意見書の内容をここに公表いたします。 

 

 

 

 

札幌市立      小学校 学校長様

 

                                               2017年10月23日

 

                                札幌市子どもの権利条例市民会議                                                代表 佐々木 一

 

 

 

            札幌市内小学生の差別発言解消をめざして

 

 

 

 秋の深まりつつある今日この頃です。札幌市内小学校の教職員の皆さま、

 

忙しい毎日、たいへんお疲れさまです。

 

 

 

  さて、既にご存じのことかと思いますが、今年2月、スキー学習のリフト待ちの際に、北海道朝鮮学校初中高級学校の初級部の児童が、日本人の小学生に、突然「朝鮮人くそ野郎。」「地球外生物。」と言われる事態がありました。

 

  このような小学生の問題発言は、社会的風潮(インターネットを含め)や

 

家庭での会話の影響が大きいものと思われますが、やはり学校教育の中での

 

人権教育や歴史教育(日本による朝鮮植民地支配、その結果としての在日コリアンへの差別の存在)の不十分さも一因と考えられます。

 

  私たちの住んでいる札幌市には、「札幌市子どもの最善の利益を実現するための権利条例」があります。私たちは、子どもの権利の実現をめざして、条例施行の前後を通して様々な活動をしてきた市民団体です。この条例には、第3章子どもにとって大切な権利、第8条(安心して生きる権利)「子どもは、安心して生きることができます。そのためには、主に次に掲げる権利が保障されなければなりません。(1)~(3)略(4)障がい、民族、国籍、性別その他の子ども又はその家族の状況を理由としたあらゆる差別及び不当な不利益を受けないこと。」と、あります。

 

  また、昨年6月には、「ヘイトスピーチ解消法」が施行され、文科省通知も出されました。

 

  ぜひ、教職員の皆さまにも今一度、「札幌市子どもの最善の利益を実現するための権利条例」、「ヘイトスピーチ解消法」について学んでいただき、子どもたちの学習にいかしていただきたいと強く願っています。過密な教育課程、

 

過酷な長時間労働の中ですが、特に11月は、子どもの権利月間でもあります。年間計画にない内容を組むことにさらなる苦労があると思いますが、ぜひ臨機応変に、学級活動、総合的学習、道徳、社会科等で、子どもたちが人権意識を高め、差別発言などしないで、誰もが心安らかに過ごせるよう、教育に取りくんでいただきたいと思います。

 

 また、来年度のP.T.A.活動の中でも子どもの権利に関する企画など考慮していただければ、なお幸いです。

 

 

 

        連絡先:札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ2F

 

                  市民活動サポートセンター内

 

                札幌市子どもの権利条例市民会議(略称:こどけん)